2015年12月31日木曜日

音と光り絵コンサート

今年も色んなアートに触れてきましたが、こちらを紹介しなくては新年が迎えられません。

光の切り絵の酒井敦美さんと
シンガーソングライターの池田綾子さんによる「音と光り絵コンサート」。
障害者を支援する地球子ども村主催のチャリティーコンサートです。
ウィルあいちで9月に開催されたのですが、心の整理がつかず時間が経ってしまいました。

酒井敦美さんはこのブログでも以前紹介した作家さんで、
池田綾子さんはアニメ「電脳コイル」の主題歌「プリズム」を作られた方です。

8月の個展に酒井さんが来てくださり(!)コンサートの案内を頂いた際に、
私のように聴力障害がある人はコンサートやライブで歌詞が聞き取れないことをお話しました。
すると、当日会場で歌詞カードが渡せないか池田さんに打診してくださるとおっしゃって、
コンサート当日本当に用意してくださったのです。

自分も映像等で舞台に参加したことがあるのでいくらか想像がつくのですが、
多くの方が関わり時間の制約が厳密なこのようなイベントでは、
本番直前まで準備や変更が沢山あって、
来場者の個別のニーズに手間をかける余裕などありません。
普通ありえないことなので本当にびっくりしました...。

プロジェクタで映像を投影するため館内は暗くなりますが、
非常出入口の灯り近くだったので歌詞を読み取ることができました。
目の前の人が歌う初めて聞く歌、その歌詞がわかるという私にとって未知の体験をしました。

1曲目が「あたりまえの空の色」という、あたりまえの幸せを歌う歌だったこともあり、
健聴者にとっては初めて聴く歌詞に共感する"あたりまえ"の体験、
私にとっては叶うはずのなかった体験に涙が止まりませんでした。
歌に沿った光の切り絵が優しく包み込んでくれて、
より一層歌詞に込められたメッセージが伝わってきました。

その後も涙腺緩みっぱなしだった私…。
周りを見ると、他にも目頭を拭うお客さんがいらっしゃいました。
障害を持つ方やその家族の方、お子様連れの方も多くいらっしゃったので、
歌詞の内容だけでなく、コンサートに来れたこととか
それぞれの立場で思うところと感動があったんだと思います。

今回は障害者支援のチャリティーコンサートだったことで、
池田さん・酒井さんだけでなく関係者の方のご理解をいただけた上での
スペシャルな贈り物だったのだと思います。
幸せな体験を有り難うございます。


ダイジェストがYouTubeにアップされています。
https://youtu.be/HDRIc6ZMqgw

酒井敦美 光の切り絵
http://hikari-no-kirie.main.jp/

池田綾子
http://www.ikedaayako.com/

地球子ども村
http://www.child-village.jp/

2015年12月25日金曜日

タツコン審査発表と過去出品作

タツコン無事終わりました。
例年20位まで順位が発表されるのですが、今回は17位でした。
同票の順位がいくつかあるので、正確には26番目/159人です。
>>龍屋さんのブログ

私の作品を目に留めてくださった方、
応援のためにわざわざ投票に来てくださった方、
おかげで順位をいただけました有り難うございます。

これまで4回参加して順位は変動してますが、投票数は実はそれほど変化がありません。
今回は友人知人がいつもより来てくれたので、
友情票がなければ20位以内に入れなかったと思います。
今後はもっとガツンとインパクトのある作品が作れるといいな(´ー`)
(ガツン...自分の作品と全然合わない擬態語)

これまでタツコンに出品した作品の変遷をご紹介

◎4回目(2015):17位
[Stock and Flow]

今回の作品。布に出力してファブリックパネルに加工。


◎3回目(2014):20位以下
[昼夜輪 -Circle day and night-]
↓をスクリーンセーバ用に短く編集してデジタルフォトフレームで展示(なので無音でした)

>>作品詳細


◎2回目(2013):11位
[鏡箱 - 心象風景 -]

アクリルボックスに絵を入れて、周りに鏡を貼付けています。
>>作品詳細

◎1回目(2012):10位
[snow dream]

映像をデジタルフォトフレームで展示(このときは非売品可だった)
>>作品詳細

こうやって並べてみると、我ながらジャンル問わずな感じですね。
新しいことに挑戦する機会にもなっているからかな。


2015年12月12日土曜日

エグレ -egle-

1年前に参加した複合舞台「果てのファンタジア」のエグレの映像をYouTubeにアップしました。
舞台の時同様、数秒にも満たないの音源です。


https://youtu.be/on9CNLED8u0


ずっとやってみたかった万華鏡のような動きを実現できて、とても嬉しかったです。
今夏の個展でも一番ご好評いただいた作品。
私も大のお気に入りなので沢山の方にご覧いただきたいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[エグレ -egle-]
2014年 約4分30秒
画用紙.透明水彩.Photoshop.AfterEffects
音楽 数秒にも満たない

複合舞台「果てのファンタジア」に登場する虹の森の女神エグレの作品。
緑に溢れた幻想的な世界の中で
エグレと水の精霊ラドンが親しく踊るイメージです。
床面に投影し、映像の上でエグレとラドン役のダンサーが踊りました。

数秒にも満たない http://subyoo.jimdo.com/

2015年12月11日金曜日

万友美さんとのコラボてるぼー

明日、明後日クリエイターズマーケットvol.33ですね。
私は不参加なのですが、
てるてる坊主作家 万友美さんのブースでコラボ作品がお披露目されます!
※万友美さんが出展されるのは12/13(日)のみです。

万友美さんが日頃作られている手をつなげるてるてる坊主、
「つながれてるぼー」の服に私が作った柄の布を使ってくれました。
両手にスナップボタンがついていて、てるぼー同士の手が繋げるのです◎

コラボてるぼーには、今回描き下ろした新作のポストカードがついてきます。
雨上がりのイメージでタイトルは「虹の境界」です。


てるぼーの大きさは大中小3種類あります。
ポストカードと一緒に並べるとサイズの違いがよくわかる...


ポストカード単品で使っていただくもよし、
てるぼーのディスプレーに使っていただくもよし、
プレゼント用に購入されたてるぼーのメッセージカードに使っていただくのも良いですね◎


コラボてるぼー以外にもクリスマス柄のてるぼーなど持参されるそうなので
赤と緑ペアでお迎えされるのも素敵だと思います(´∇`)/



※万友美さんが出展されるのは12/13(日)のみなのでお気をつけください。
3号館のブースNo.D-131です。



万友美さんのサイト
http://www.migitehidarite.jp/

万友美さんのブログ
http://ameblo.jp/migitehidarite2011/

クリエイターズマーケット
http://www.creatorsmarket.com/

※ポストカードのみの画像以外は、すべて万友美さんが撮影されたものです。

2015年12月5日土曜日

Stock and Flow

タツコンにて出品中のファブリックパネル「Stock and Flow」の制作過程を一部ご紹介。
この作品は[flow]と[stock]という2つの現象をイメージして、
下描きはせずに観察と感覚にまかせて原画はアナログで描いています。

[flow]・・・生まれて・成長して・旅立つまで。
画用紙に透明水彩で主に花を描いています。




これをパソコンで幾何学模様に加工したり。



[stock]・・・朽ちた亡骸が集まり・蓄積して・溢れるまで。
画仙紙に透明水彩で主に結晶を描いています。


パソコン上で背景色を合成し、描き加えています。


データが完成したら布に出力して、ヒートカッターで裁断後パネルに加工しています。
紙とはまた違った質感がお気に入り。


全体像は是非会場でご覧ください。
今月19日まで、尾張旭市のGALLERY龍屋にて出展No.11で展示しています。
159名の作品が一堂に会するアートコンペです。
お客様の投票で順位や賞が決まります!
購入も可能なので気に入っていただければよろしくお願いします◎

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GALLERY龍屋12周年記念企画展
「アートコンペ タツコン2015」
2015年11月28日(土)~12月19日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会期中無休/入場無料

GALLERY龍屋
http://www.t2y.info/

2015年12月1日火曜日

矢野容子個展 アートスペース創

ガラス作家の矢野容子さんの個展に行きました。
フ透明少年の逆ストリップ×アートフェスティバルで
同じ空間を少しだけご一緒させていただいた方。
気がつけばもう10年も前の事なんですね。

私は10年の間にころころと手法が変わってますが、
矢野さんは当時と同じ手法の作品も作り続けてらっしゃって
自分の中の制作スタイルが確固とされているんだなぁと眩しく感じました。


気に入ったピアスがあったのですが
手持ちが足らず残念に思っていたところ
相方が一足早い誕生日のプレゼントに贈ってくれました。
ピアスホールにチェーンを通すアメリカンピアスです。


透明なのに存在感がすごい…!美しいです…
矢野さんの代表作といえば棒ガラスでレースを編むような作品なので
ご本人のサイトも是非ご覧ください。

矢野容子 http://yokoyano.net/


アートスペース創には初めて行きましたが、
お向かいのお家の薪の多さに視線が釘付けになって
最初ギャラリーに気づかず素通りしてしまいました(^〜^;)
シンプルだけど温かみが感じられる良いギャラリーでした。
頂いたお抹茶とお菓子も上品で美味しかったなぁ。


アートスペース創 http://art-sou.com/

2015年11月30日月曜日

flow

flowの映像をYouTubeにアップしました。
今夏の個展で初お披露目した作品です。
これから音を作っていただく予定なので今はまだ無音です。


https://youtu.be/LujfkTBnGHc

ひとつところに留まらず、移りゆく様を花に託しました。
生まれては消え、姿を変えながらも連綿と続くもの。
flowは「流れる」という意味です。

今後はこの作品の対となる[stock]という映像を作ります。
タツコンの作品はこの2つの映像を平面にしたものなので
映像が完成するより一足早く龍屋さんで感じていただけたら嬉しいです。

相方に自分のタツコン作品の感想を聞いてみました。
感覚的なものだから言葉にするのは難しいけれど…固かったものが緩んでいく感じがした。
というニュアンスの言葉をもらいました。
たしかに私の作品はメッセージ性とか込めないので自分でも説明に困ります。
私は言葉にできない現象を追い求めているんだということに気づきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GALLERY龍屋12周年記念企画展
「アートコンペ タツコン2015」
2015年11月28日(土)~12月19日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会期中無休/入場無料

GALLERY龍屋
http://www.t2y.info/

2015年11月29日日曜日

タツコン始動

タツコン2015が始まりました。
龍屋さんのTwitterを拝見すると、
私の作品は入って一番奥の真ん中辺りに今のところはある様子。
(タツコンは会期中に配置替えが度々あります)

作品タイトルは「Stock and Flow」
夏に作った「flow」という映像と
これから作る「stock」という映像の世界を平面にしました。
生まれては消え、姿を変えながらも連綿と続く[flow]。
流れついた先に堆積して、ひとつの形を創りあげていく[stock]。
それらは保ちきれずに溢れて、また生まれ出る[flow]へ繰り返す。



透明水彩で思うがまま一発描きをして、
パソコンで組み合わせ加工しました。
いつもよりパソコンの調整を多くしたからか、
感覚がこれまでと違って自分でもこれで良いのか
どこを改善したほうがいいのかまだ冷静に判断できません…
ご覧いただけたら、どうか率直なご感想をお聞かせください。

ポートフォリオ(作品ファイル)も頑張ったので
是非会場でご覧ください!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GALLERY龍屋12周年記念企画展
「アートコンペ タツコン2015」
2015年11月28日(土)~12月19日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会期中無休/入場無料

GALLERY龍屋
http://www.t2y.info/

2015年11月20日金曜日

Quadrifoglio vol.3 OPERA CONCERT

昨年末に「果てのファンタジア」に参加してから、
コンサートに行く機会が増えました。
先週は毛利美奈子さんとヤマダサダオミさんが参加されるオペラへ。
「Quadrifoglio vol.3 OPERA CONCERT -喜び、悲しみ、狂気そして愛」

オペラの知識皆無な私が紹介するのもおこがましいですが…(^^;)
4人の歌姫たちが「フィガロの結婚」など、
オペラの中のヒロインとなって10曲歌われました。


日本語に翻訳したテキストも用意されていましたが、
その曲を歌う方が翻訳されているので言葉の選び方や
視覚的にはどう魅せるかの演出にも違いがあって面白かったです。

毛利さんが演じた、夢の中の住人のような狂気を孕んだ女性の表現は圧巻だった。
技術力だけでなく、
観る側にどうすれば伝わるのかしっかり向き合い答えを出されているからこそ
心をグッと掴まれたのだと思う。
本当に心から拍手を贈りたいと思いました。

大理石の壁面にどのように映像が投影されるのかも見ることができて良かった。
自分では思いつかない映像を合わせられていて
やっぱヤマダさんすごいー(・o・;)

Facebookのイベントページ
https://www.facebook.com/events/931530520272904/

2015年11月17日火曜日

朱音聖子個展 カフェ&ギャラリーDanTe

昨年舞台の稽古で加藤おりはさんのダンススタジオに行った際に飾られていて
気になっていた朱音聖子さんの個展に行きました。

一宮市奥町の住宅街を歩いていくと突如現れる工場…!


その奥が蔵を改装したカフェ&ギャラリーDanTe。


二重扉を開けると早速作品がお出迎えしてくれました。
筆跡と余白のバランスが素敵すぎる。
ご本人がいらして作品について色々お話を聞けました。
撮影していいとのことで撮りまくりましたが…
実際に見に行っていただきたいのでちょっと離れたところからの写真をご紹介。



高い天井の梁と石壁の重厚感溢れる空間と、
作品がとてもマッチしていました。
メニューは飲み物のみですが、コーヒー美味しかったです(^^)

今月29日まで、毎週金・土・日のみ開催されています。
11/22(日)には『ポワロ』のライブもあるとのこと。
昨年の舞台でご一緒させていただいたKAORUさんが歌われます。
ライブは定員になり次第締切だそうなのでサイトを要チェックです〜。


朱音聖子
http://palmerose.web.fc2.com/

2015年11月4日水曜日

Chrome版LINEアプリ

Macで使っているLINEアプリからアップデートの案内が…



使ってるMacのOSバージョンが対応外になるのでChrome版を使い始めました。
インストールすると自動的にDockに「Chrome アプリ ランチャー」ができて
その中にLINEが入っていました。



しかし使ってみると…Chrome版は絵文字が表示されないのですね(T-T)
他にもLINE電話ができないとかスタンプショップが使えないとか…

[参照]LINE公式ブログ
http://official-blog.line.me/ja/archives/38427996.html

今後のバージョンアップで修正されていくことを期待しています!

2015年10月21日水曜日

ファブリック作品


以前ファブリクパネル用に作ったオリジナル布を使って、
相方のお母様が布小物を作ってくれました。
糸やファスナー、裏地の布色も柄に合わせてくれてあるー(ToT)
自分で作った布ながら可愛い...!
巾着は裏表リバーシブルなのです◎
私もこんなの作れるようになりたい...。
お母様有り難うございますm(__)m




この布たちはHappyFabric(https://happyfabric.me/)の初回キャンペーンの時に作りました。
自分でデザインした布を1mから作ってもらえます。
公開で登録すると他の人が購入することも可能です。
その布を使って作られた作品の再販も可能となるので、
今のところ自分は個人で利用するに留めています。

1つの柄で作るのが定番のようですが、
私はデザイン可能サイズの中に色んな柄を配置したため
複数の柄を一度に揃えることができました。
少しずつ色んな柄が欲しい者にとっては嬉しい仕様です。
そして何より印刷の再現性が高いのに驚きました!
用意したデータと遜色ない発色と質感◎



こちらが個展で展示した時のファブリックパネルです。
お裁縫苦手な私でもこれなら作れる。
ファブリックパネルの時はヒートカッターを使って裁断しているので
ほつれも気にならないです(^^)



2015年8月31日月曜日

「電影庭園」展示風景

「電影庭園」無事終了いたしました。
6日間で約130人の方にご来廊いただきました。
お時間作って来てくださった方々、来れなくても応援してくださった方々、本当に有り難うございます。

お花や差し入れなども沢山頂いてビックリしています。
個展というのは作者にとっても、期待を寄せてくださる人にとっても重要なイベントなんだと改めて思いました。

これほど自分が主体となって行なうイベントは初めてだったので、今までにない責任感と、協力してくださる方々の有難みをしみじみ感じました。
搬入出は時間の制約が厳しく私1人の力ではあの空間を作ることは出来ませんでしたし、見に来てくださる方がいなければその場が生かされることもありませんでした。

個展は作品が増えるまでしばらく行なわないと思いますが、もし開催する機会がまたありましたら今回以上のものをつくります。
簡易的にですが会場の様子を動画でも撮影しましたので、来られなかった方は是非ご覧ください。


2015年8月30日日曜日

いけはら咲個展「電影庭園」

ついに、本日個展最終日です。
これまでFUTUROcafeや龍屋さんのトイレギャラリーで個展をさせていただいたことがありましたが、このようにしっかりとギャラリーの展示スペースをお借りしての開催は初めてです。


インタラクティブな作品「四季盈溢」は大学のときの卒業制作で、もう8年も前の作品になります。
今年クリエイターズマーケットに展示するまで、長い間展示せずに時間が経っていました。
実際に体験していただくと、多くの方々が驚いてくれたり夢中になってくれたりと発表した当時と変わりない反応をみせてくださり嬉しく思っています。

他の映像も壁面に大きく投影され、パソコンを通してでは伝わりきらない筆の質感や、音の深みが展示空間では伝わってきます。
作品のいくつかはサイトにアップしていますが、投影された空間でしか体感できない感覚をこの機会に是非感じていただきたいです。

最終日の本日は11:00〜16:00までです。
映像だけでも約30分あり、他にもファブリックパネルやタペストリーなど展示していますので、15:30前にお越しくださいますようお願いいたします。
もしお客様が多い時間と被りましたら、4Fにも別のグループ展が開催されていますのでそちらを先にご覧いただくといいかもしれません。


画像は「四季盈溢」と今回初めて作ったファブリックパネルです。
またしばらく個展を開催することはないと思いますので、ぜひ会場で現物を見ていただけることを楽しみにしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いけはら咲個展「電影庭園」
8月25日(火)~30日(日)
11:00~18:00(最終日は16:00まで)入場無料
アートサロン彩
名古屋市中区錦三丁目25番12号 AYA栄ビル1F
詳細はこちら

2015年7月22日水曜日

光の切り絵-半田赤レンガ建物

オープンしたばかりの半田赤レンガ建物に行ってきました。
カブトビールの製造工場だった建物です。
ジブリ「風立ちぬ」の名古屋駅のシーンにカブトビールの看板が出てて初めて知ったビール。
常設展によるとミツカンの4代目と敷島製パンの創業者によってつくられたそう。



オープンから3日間、光の切り絵の展示がありました。
空間全体に広がる絵本の世界は子どもだけでなく大人もその世界に引き込まれてしまいます。
期間限定の展示ですが、はしゃいでいる小さなお子さん達の身体の中で
豊かな経験となって培われていくのだろうなぁと感じて素敵な活動だなぁと改めて思いました。



静止画はOHP、動画はプロジェクターで投影されていました。
OHPがあんなにクッキリと投影できるものとは知らず
作り手としても興味津々な展示でした。
(投影の写真は友人が撮ってくれたものです)

作者の酒井敦美さんに声をかけさせていただき、
とっても素敵な方でお人柄にも惚れ惚れしてしまいました。
全国各地を飛び回って活動されているので
近くで開催された際にはぜひ光の切り絵を体験してみてください。

半田赤レンガ建物
http://handa-akarenga.jp/

光の切り絵
http://hikari-no-kirie.main.jp/

2015年7月10日金曜日

名芸と江口珈琲店

母校の名古屋芸術大学にDM設置に行きました。
公共交通機関だと2時間、車だと1時間ちょい...年々遠く感じる(^^;)
よく通えたなぁ今より色々やってたし、自分案外活動的だったんじゃないかと錯覚する...。
日本画の市野さんと瀬永さん、イラストの祖父江さんにも会えました。

名芸のすぐ近くにOPENされた江口珈琲店にも展示目当てに寄りました。
日頃1人ではマックとミスドくらいしか入らないので勇気いる(´〜`;)
ブレンドいわくらと紅茶のムースを頼みました。
サービスでポップコーン(自家製)とドライフルーツが出てきた◎
オーダーしてから豆を挽いてくれるので、その間に併設のギャラリーを拝見。
龍屋さんでお見かけする作家さんがちらほら。
投票形式なのもあって、タツコンの前哨戦かと錯覚する...(笑)



コーヒーはポットに入っていて1.5杯くらいありました。
ポットには保温のカバーが被せられるので冷めにくくて◎
何より布のデザインとかミルクピッチャーとか小物がみんな可愛い。
可愛いだけじゃなくて、シンプルなものは無駄なくシンプルでそのバランスが良かったです。

見た目だけでなく味も良かったので、北名古屋市付近に行かれた際は是非。
駐車場は10台分くらいありました。
車だとすぐ近くに「食のアウトレットモール北名古屋」があって、ここもいいところです。

江口珈琲店
http://eguchi-coffee.net/

食のアウトレットモール北名古屋
http://www.foodsinnovation.co.jp/

2015年6月15日月曜日

胃カメラ

なりゆきで、胃カメラ飲んできました。
結果異常なしでピロリ菌もいないようで一安心です。

口か鼻か選ぶときに
口からだと画像が鮮明なのと組織の採取もしやすいし
女性の場合鼻からだと狭くて通らない場合があると聞いたので
口にしましたが想像以上にキツかったです...。

[検査の流れ]
・食事は前日21時まで。当日起床後は水や食事不可。
・まずは胃の中の泡を消す液体を飲んで横になる。栄養ドリンクのような味。
・注射筒(針ではない)で舌の奥にジェル状の麻酔液を入れて飲み込まずタイマーで計る。
・時間になったら含んでいたものを飲み込む。苦いので舌の手前にこないように。
・私の場合は鎮静剤の注射なしで別室の内視鏡検査へ。

・左側を下にして横になり、直径1cmくらいのカメラの管が挿入される。
・きついと聞いてた喉の奥あたりは嘔吐感を抑えられるも、食道〜胃になるとハンパない嘔吐感。
・胃に空気が送り込まれると、腹部が痙攣して意図せずゲップが出てしまうので数回繰り返す。
・食道通過から最後まで身体の拒否反応で意識とは関係なく涙とよだれ垂れ流し状態。

・カメラが引っこ抜かれた際、よだれにちょびっと血が混じっていた。
・顔を拭くもメッチャ泣き顔のまま検査結果をすぐに聞き、その顔のまま待合室へ。
・1時間経ってから水分や食べ物OK。
・現在5時間程経過で、胃はほとんど違和感ありませんが喉が風邪の時みたいな感じで痛いです。

私の場合はこんな感じでした。
悲しくないのにこんなに涙出たのは初めて...(T-T)
もう一生やりたくありませんが、
もしやらなければならなくなったら鼻からか鼻用の5mm径のを口からでお願いしよう。

あと鎮静剤を使うと時間も場所も取るから選択肢に出てこなかったのかもと後から思いましたが、
診察台でのたうちまわっていては十分な観察が難しいと思うので、
またやることになったらこっちから聞くよう忘れないでおこう。

2015年4月17日金曜日

名前のローマ字表記

名前をローマ字で表記する際、
[姓-名][名-姓]かどちらの順番にした方がいいのか折々迷っていた。
学校の英語の授業では自己紹介の際[名-姓]だったけれど、
これからの時代[姓-名]のほうがいいと何かで聞いた覚えがあったので少し調べてみた。

文化庁のサイトにドンピシャな内容が載っていた。
「文化庁-姓名のローマ字表記についての考え方」
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kakuki/22/tosin04/17.html

以下、上記より抜粋
“一定の書式に従って書かれる名簿や書類などは別として,
一般的には各々の人名固有の形式が生きる形で紹介・記述されることが望ましいと考える。
したがって,日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓-名」の順
(例えばYamada Haruo)とすることが望ましい。”

というわけで今では日本人のローマ字表記は[姓-名]が正しいようです。
私はパスポートを持っていないので確認できませんが、
パスポートの表記も[姓-名]になっているそうですね。

英語の授業も今では[姓-名]で教えているそうで。
更には「My name is …」という言い方も古いので
今では「I am …」に変わったとか。
英語で挨拶する機会が今後あるかわかりませんが、
昔の弊害で古い言い回しをつい使ってしまいそうです。

2015年3月20日金曜日

聴覚障害とは

耳が聞こえないと一言でいっても、まったく聞こえなかったり、音を大きくすれば聞こえたり、大きくしても聞き取れなかったりと症状は様々です。
左耳が難聴で右耳が全聾(まったく聞こえないこと)の立場から、聴覚障害についてご紹介します。

難聴の種類

難聴の種類は大きく分けて伝音性難聴感音性難聴
伝音性難聴と感音性難聴の合わさった混合性難聴の3種類があります。
損傷を受けている場所によって聴こえ方は様々です。

伝音性難聴感音性難聴
障害箇所外耳、中耳など
音を伝える器官
内耳、聴神経など
音を感じる器官
治療法音を聞く神経には異常がないため、外科的治療の可能性がある 原因不明のことが多く、治療は難しい
補聴器との相性音を大きくすれば聞き取れる事が多く、効果が期待できる 音を大きくしても音がぼやけたままなので、効果があまり期待できない


感音性難聴と高音

感音性難聴は高音の聴力が低いことが多いです。
人の話し声というのは高音域が多いため、会話に支障が生じます。
聞き取りやすい低音域は生活雑音が多く、雑音の中での会話は特に困難となります。

また、子音と母音からなる言葉は子音が高音域母音が低音域のため
例えば「さ(=sa)」という言葉であれば「あ(=a)」と聞こえてきます。
そのため、初めて聞く固有名詞の聞き取りは難しく、「佐藤さん」なのか「加藤さん」なのかわからないといったことが多々あります。

聴覚障害の認定

聴覚障害の程度はdB(デシベル)という音の単位を基準とします。
この値が大きいほど聞こえが悪くなります。
健聴者は20dB以下で、90dB以上はほとんど聞こえない状態です。

日本で障害者手帳が交付される基準は一番低い6級でも
1.両耳の聴力レベルが70dB以上(40cm以上の距離で発声された会話を理解出来ない)
2.一方の耳の聴力レベルが90dB以上、もう一方の聴力レベルが50dB以上
となります。

交付を受けている聴覚障害者は全国で約36万人と言われていますが、
欧米の判定基準である40dB以上の難聴者を含めると約600万人と言われています。
その約75%が加齢による老人性難聴です。

私の場合は左耳が90dB以上、右耳が45dBなので、国内の基準では福祉の対象外になります。

判定基準で以下の区別をしないのを疑問に思っています。
・伝音性難聴と感音性難聴
・若年者と高齢者

伝音性難聴と感音性難聴では補聴器による効果の差があり、
伝音性難聴の50dBと感音性難聴の50dBでは聞こえる大きさは同じでも聞き取れる明瞭度は違います。

また、若いうちは特に学校や仕事で聞き取りの必要な場面が多く、同世代が健聴者である中でのハンディは大きいと実感しています。

2015年3月19日木曜日

Safari

Macの標準ブラウザSafariの少しだけ使いやすくなる設定の覚え書きです。
Safari5の時に書いたものの転載なので、最新バージョンとは仕様が違う点もあります。

  • (1)ホームページを変更する
  • (2)ツールバーをカスタマイズする
  • (3)新規タブを1クリックで表示させる


(1)ホームページを変更する

Safariのデフォルトのホームページが アップル-スタートになっていたので、
スペックが低いPCや回線速度の遅い環境ではSafariの立ち上がりが少し遅いのが気になりました。

ホームページのサイトを変更するには、
Safari>環境設定>一般
のホームページ欄に任意のサイトのURLを入力します。



私は検索画面だけにしたかったので、 Google(日本)にしています。
Googleの検索画面は祝日などはロゴデザインが変わったり、ときにはゲームになったりして楽しめます。

(2)ツールバーをカスタマイズする

Safariのツールバーはいくらかカスタマイズすることができます。

表示>ツールバーをカスタマイズ
「よく使う項目をツールバーにドラッグしてください」
という画面が表示されます。



デフォルトで既に配置されているものもいくつかあります。
この中から自分のよく使う項目を選んで、ツールバーにドラッグアンドドロップすると、ツールバーに項目が配置されます。

また、配置された項目を削除したい時は、キーボードのcontrolを押しながら、項目の上に矢印を合わせる(=Windowsでいう右クリック)と「項目を取り除く」という選択が選べます。



私は今は「拡大/縮小」「Mail」を置いています。
「拡大/縮小」は文字が見えにくい時や、サイト全体のデザインを見たい時などに使います。
「Mail」はサイトのアドレスをMailで表示できるので、他の人に紹介したいサイトがあったときに利用します。
サイト画面をよく印刷される方には「プリント」は便利な項目だと思います。

以前は「新規タブ」も入れていたのですが、これは次の方法で新規タブを表示させるようにしてから外しました。

(3)新規タブを1クリックで表示させる

Safari5のデフォルトの設定では新しいタブを開くには、
メニューバー>ファイル>新規タブ
を選択しなければなりませんでした。

これを1クリックで行えるようにするには、
メニューバー>表示>タブバーを表示
を選択すると、はじめからタブが分かれて表示されるようになります。



新しいタブを作るにはタブの右端の+マークをクリックするだけでオッケーです。




2015年3月18日水曜日

Google日本語入力を使う

Macの日本語入力システム「ことえり」は、文字の変換候補が少ないのが不便...。
「Google日本語入力」を入れるとネットから情報を拾ってくれるので格段に使いやすくなります。

以下のサイトから無償ダウンロードが可能です。
「Google日本語入力」http://www.google.co.jp/ime/

※2015年3月現在のシステム要件
Mac:OS 10.7(Lion) 以降
Windows:Vista SP2 以降

Macへインストールするとメニューバーのアイコンの中に、ことえりだけでなくGoogleも選べるようになりました。


今まで一発で変換できなかった地名もサクサク候補に表示されて、まるで携帯電話の予測変換を使っているような気分です。

他にも優れた機能をいくつかご紹介します。
(1)郵便番号から住所を入力
(2)顔文字
(3)手書き文字入力


(1)郵便番号から住所を入力

郵便番号を入力するだけで住所が変換候補に表示されます。
試しに愛知県庁の郵便番号を入力してみましたが、正しい住所が候補に上がってきました!




(2)顔文字

携帯でお馴染みの顔文字も変換候補にあがってきます。
試しに"にこにこ"と入力してみると、80件近くの顔文字が候補に!




(3)手書き文字入力

読み方のわからない漢字に遭遇した時、手書きで検索できるWindowsのIMEパッドと同じ機能。
Macにはデフォルトでは入ってないので助かります。


2015年3月17日火曜日

絵を描くソフト

絵を描くソフト

デジタルイラストやデザインを制作する際は、主にillustratorを使用しています。
その次に使っているのはPhotoshop。
ソフトによって得意とする質感や表現方法は異なるので、
絵を描くのに代表的なソフトウェアをご紹介。

ドロー系とペイント系

絵を描くソフトは表現の仕方によって、大きくドロー系とペイント系に分かれます。

ドロー系
(ベクター画像)
ペイント系
(ラスター画像・ビットマップ画像)
表現の仕方 位置情報
この点から点までどのような曲線を引くか、といった位置情報。
そのため拡大しても画像が劣化しない。
パスのデータが増えるとファイルサイズが大きくなる。


[イメージ図]
点の集合
色情報を持つピクセルという最小の点が集まったもの。
点が少なければ画像が荒く、多ければ精密になる。
ピクセルが多いほどファイルサイズが大きくなる。

[イメージ図]
代表ソフト illustrator
CorelDRAW
花子
Inkscape(フリーソフト)
Photoshop
Painter
GIMP(フリーソフト)
主な拡張子 .ai .jpg .png .gif .psd .eps .bmp .tiff
主な表現 グラフィックデザイン、テクニカルイラスト、ロゴ、アイコン 写真・画像加工、リアルイラスト、コラージュ

ちなみに設計に使われるCADはドロー系ソフトです。
ドロー系のソフトがペイント系の効果を取り入れたり、
ペイント系のソフトがドロー系のパス機能を取り入れたりするようにもなってきています。


私はillustratorで表現できない効果はPhotoshopで行いますが、
仕事用の作品は加工や修正に対応しやすいillustratorのみでなるべく行っています。
Photoshopはサイト用の画像を作る時にも活躍。
PainterはPhotoshopでも表現が難しい画材の質感のイラストを描く時に使用します。